機械システム設計|先輩社員の声
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01 仕事内容
FA設備の機械設計を担当しています。私たちは、お客様からお聞きした要望に合わせて、主には自動車部品製造用の設備を開発・製造しており、すべてが100%オーダーメイドです。そのため、同じ設備は2つとありません。もちろん、設計内容も設備ごとに大きく変わります。お客様の仕様を満足させるために構想設計を行ない、CADを使って詳細な組立図面や部品図面を描くのが主な業務ですが、その他、プログラム製作を担当している制御設計課に設備の正確な動きを伝えるのも重要な役目。そのため、制御設計課との連携は欠かせません。
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02 日々、心がけていること
言葉だと当たり前のように聞こえますが、「正確な図面を描くこと」ですね。設計段階では、図面だけですべてを判断するため、ミスに気づきにくいという難しさがあります。正直なところ、実際に設備を組み立ててみないとはっきりとわからない箇所も。また、1台の設備を製作するために描く図面が数百枚に及ぶこともあるので、組み立てた状態を想像しながら図面を描くには、技術と経験の積み重ねが必要です。しかし、設計段階でミスがあると、実際に現場で組み立てる際に作業が立ち行かなくなってしまいます。お客様だけでなく、一緒に働く仲間にも迷惑をかけないために、いかに設計でのミスを減らすかが大切。そのためにも、描いた図面は上司にチェックしてもらうなど、第三者の目を通すようにしています。
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03 苦労したこと
今までにない大規模な設備の設計ですね。図面を完成させるのに5ヶ月近くかかりましたから。毎日が図面との格闘でした(笑)。設計でポイントになってくるのは、頭でイメージしたものをどれだけ正確に図面に取り込めるか。それには知識はもちろん、たくさんの設備に携わった経験も必要になってきます。私は10年近く機械部品の樹脂型設計にも携わっていたことがあるので、そのときの経験が今に活かせています。
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04 機械設計のおもしろさ
設計はいわば、図面という平面の世界です。ですから、設計に携わった設備が姿を現し、思い描いた通りに動いたときは、うれしさとともに達成感がこみ上げてきますね。二次元から三次元のものを作り上げる苦労はもちろんありますが、自分が設計を担当したものが製品となり、お客様に貢献できるところに設計者としてものづくりの醍醐味を感じます。
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05 今後の目標
2008年から主任になったのを契機に、後輩の指導にさらに力を注いでいきたいですね。これまでは、後輩が担当している図面のチェックやアドバイスが中心でしたが、新日本工業をさらに大きな組織にしていくためには若い戦力のアップが必要不可欠です。一人前に活躍できる後輩をたくさん育て、お客様にも仲間にも信頼される機械設計課を作っていきたい。そのために、まずは私が周囲に信頼してもらえるよう技術を今以上に磨き、リーダーシップを発揮していくことが大切だと思っています。
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06 就職活動中のみなさんへメッセージ
社会にはみなさんが活躍できるフィールドが必ずあります。ですから夢を持ち、その夢の実現に向かって前進してください。そうすれば、人生が充実したものとなるでしょう。
新日本工業の仕事には、毎回同じものを作るような単純作業は一つもありません。毎日の仕事に新たな発見がたくさんあります。それだけに、予想していなかった壁にぶつかることや、時には大きな苦労もありますが、常に新しいものに向かってチャレンジできる人には、この上ないやりがいを得られる場所だと思いますよ。